答えを間違えたとき、うまくできなかったとき、空気を読めなかったとき
子どもが本当の意味で守られるのは、心理的に安全な関係の中だけです。
先生の話をきちんと聞ける。みんなと同じ行動ができる。いわゆる“いい子”。
でも時々、ふとしたときにこう感じることはありませんか?
「この子、本当に楽しくてやってるのかな?」
「学校でも学童でもがんばって、家ではぐったりしてる?」
「学校や学童で、“浮かないように”合わせてるんじゃないかな?」
大人の期待に応えようとがんばる子ほど、
自分の気持ちを押し込めてしまうことがあります。
だからこそ、“誰かと比べなくていい”“失敗しても大丈夫”と思える場所が必要かもしれません。
心理的安全性とは、間違えても、弱音を吐いても、からかわれたり評価されたりしないという安心感のことです。
もともとはGoogleなどの企業でもチームの力を高める鍵として注目されてきた考え方ですが、子どもたちの育ちにおいても極めて重要だと言われています。
特に日本では、
・空気を読む
・周りに合わせる
・期待された正解を出す
といった行動が重視される傾向が強く、「人と違うこと」が怖くなりやすい環境にあります。
その中で、び場は「人と違っても大丈夫」「自分の気持ちを出していい」と心から思える関係性を日々の遊びや対話の中で育んでいます。
心理的安全性とは、
「失敗しても受け止めてもらえる」「自分らしくいても大丈夫」
と、心から感じられる状態のこと。び場では、この“安心感”を土台にして、以下のような力が自然と育まれていきます。
安心しているからこそ、子どもたちは自分から一歩を踏み出せます。
失敗を恐れず、「やってみよう」と思える気持ちが育ちます。
「どんな意見もまずは聞いてもらえる」という体験が、子どもに“自分の考えを表現してもいい”という自信を与えます。
安心できる関係の中で、「自分とはちがうけれど、それもありかもね」と思える感覚が育ちます。
「わからない」「手伝って」と言えることは、実は大きな強さです。
び場では、頼ったり頼られたりする経験を通して、自然に育っていきます。
ではどうしてび場はそんな心理的安全性のある場所になれるのでしょう?
び場の代表・山里誠は、東京大学で認知科学を専攻し、もともと企業で組織変革を経験しました。
シャープ株式会社などで心理的安全性のあるチームづくりを現場からリードしてきました。
その背景には、
認知科学・発達心理学に基づいた「安心感」の理解
コーチング・ファシリテーションの実践知
現在のび場の空間やルール、スタッフの関わり方、コミュニケーションのデザインも、こうした理論と実践を土台にした“意図ある場づくり”の賜物です。
「子どもが安心して“自分”でいられること」それは偶然起きるものではなく、確かな経験に裏打ちされた環境だからこそ生まれるのです。
び場には、さまざまな学校から子どもたちが集まります。
だからこそ、下校時間、ルールの感覚、口ぐせまで、“あたりまえ”が違います。
最初は、戸惑ったり、驚いたりする子もいます。
「えっ、それ、うちの学校ではダメだよ?」
「同じ学年なのにうちの学校だけで週の授業数が多い!」
でも、そんな“ちがい”を否定されることなく、むしろ面白がってもらえる空気がび場にはあります。
「それもアリかもね」
「そんな考え方もあるんだね」
“ふつう”がひとつじゃない場所にいるからこそ、子どもたちは、自分と違うものに心を開けるようになるのです。
それはきっと、これからの時代を生きる上で、何より大切な力。
び場は、そんな気づきのある日常を、意図的に守り育てています。
ある保護者の方から、こんなお話がありました。
「うちの子は、以前はほとんどケンカをしたことがなかったんです。
でもび場に入ってから、“しょっちゅうケンカしてる”と聞いて驚きました。」
でもその保護者は、すぐにこう続けました。
「ただ、それって実は本音でぶつかれているってことなんですよね。
翌日にはけろっと仲良く遊んでるし、
“自分の言いたいことを伝えても大丈夫”って思えてる証拠なんだと思います。」
び場では、ケンカをしないことよりも、
「どう折り合いをつけるか」「相手の気持ちも考えるか」を、子どもたち自身が日々の中で学んでいきます。
「ケンカ=悪いこと」ではなく、「ぶつかっても関係が壊れない」経験こそが、信頼の深さを育てていく──
び場は、そんな空間です。
心理的に安心な場所でこそ、子どもは育つ。
そんなび場の心理的安全性のある夏を体験してみませんか?
び場の”特別な”夏休みについてはこちらから。