び場は秘密基地
び場は、ただの学童や塾とは異なり、「文化を育む場」として機能しています。この「文化」は、子どもたちが自分たちで主体的に作り上げるものであり、「秘密基地」のイメージがそのプロセスを象徴しています。
「秘密基地」と聞くと、一見ただの遊び場や子ども向けの施設のように思われるかもしれません。しかし、び場の「秘密基地」は単に楽しい場所ではなく、安心できる仲間と一緒の環境下で、冒険心と創造性を存分に発揮するための場所です。
安心感

外の世界から切り離された安全な空間。誰にも邪魔されない自由な場所として機能します。
仲間との絆

仲間と協力して作り上げるプロセスや共同生活が象徴的で、絆を深める場として認識されます。
冒険心と創造性

自由にアイデアを試し、失敗を恐れず何かを「創る」楽しさがあります。
これらの特長が、び場の教育理念や環境と非常に一致しているため、「秘密基地」が象徴として適しています。
び場の理念と
「秘密基地」の共通点
び場の理念と「秘密基地」の共通点

好奇心と遊び心を
承認・尊重する場
「秘密基地」は、子どもたちが自分のアイデアややりたいことを自由に試せる場所です。この環境では、子どもたちの「好奇心」や「遊び心」が自然に育まれます。 び場でも、個々の子どもの興味や関心を尊重し、主体性を持って行動できるようサポートしています。その結果、「自分が認められた」という感覚が子どもの自信と成長につながります。

フラットな人間関係
「秘密基地」では、誰もがリーダーになれるチャンスがあり、年齢や立場に関係なく対等に関わり合います。び場も同様に、子どもたちが固定化されたヒエラルキーに縛られることなく、自由で対等な関係を築ける環境を目指しています。このフラットな関係性が、子どもたちが安心して自己表現をできる基盤となります。

自由と責任を学ぶ場
秘密基地では、自由が与えられる一方で、その空間や仲間を維持するための責任感も求められます。同じように、び場では自由な発想を尊重しつつ、その結果に責任を持つ大切さを教えています。この「自由と責任」のバランスは、子どもの社会性や自己管理能力を育む上で欠かせません。
実際のエピソード

1年生でもリーダーを経験

例えば、1年生の子が夏休みにスーパーボールのお店の店長をやりたいとなった場合に、スタッフから前回の店長や頼りになる6年生や高学年の子を教えたうえで、誰にサポートしてほしいかを聞きます。
1年生の子たちがサポートしてほしいと名前が挙がった子にスタッフから声をかけてサポートをしつつ1年生にできることは任せたうえで店長をやってもらいます。
こういったイベントの際は少なくとも高学年の子は本当は同じ時間に違うことをしたくても、イベントがスムーズに進むように順番を守らせたり、イベントを盛り上げてくれます。
こうしてび場では1年生から遊び心を発揮しリーダーとしての経験を積むことができます。
こういったことが可能なのはび場にはフラットな人間関係があるからこそです。


子供たちの力で衛生管理計画を作成
他にも、高学年の子が夏休み前にレモネード販売を企画しました。
その時は試作を繰り返しながら原価表や保護者向けの売価を決めたり、保育園の保育士の先生たちの休憩室用に販売したいということで園長先生と商談をしました。
商談の中で保育士の先生たちは食中毒になると大変だから、給食室の衛生管理計画と同等の衛生管理をできるように衛生管理計画書を提出することになりました。
子どもたちはそこで諦めず衛生管理計画書を作成し、許可をもらい販売することができました。
そして、レモネード販売の利益で子どもたちみんなでアイスを買って食べたり、6年生だけの遠足の費用に充当し自分たちだけで遠足に行くことに成功しました。
大人から難しい条件を与えられても自分たちで責任をもって乗り越える高学年の子を見て、低学年の子たちも責任を果たした先にある自由の尊さを学んでいきます。
「充実した日々を送ってもらいたい」
保護者の方へ

070-2666-6879
月曜日〜金曜日 13:00~19:00