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参考情報:ドラマ教育について

今日の参考情報は、来週の月曜からび場でも導入するドラマ教育についてお知らせします。
8/19の参考情報で、演劇×教育についての動向をウォッチし始めたと伝えましたが、実践の前にドラマ教育についての本を4-5冊読んでみたので、概要をまとめて行きたいと思います。

参考教育:演劇を通じた教育

◆ドラマ教育とは?
そもそもドラマとはギリシャ語の「dran」、英語の「do」が語源であり「行為する」という意味です。つまり一言でいうと、Learning by doing、実践による学びです。
これから述べるドラマ教育とは、従来よくある台本を覚えて舞台で上演し、観客に見せる活動ではありません。
子どもがドラマすること自体に何らかの学びの機会があることを念頭においた過程重視の活動を行う教育となります。

◆ドラマ教育におけるドラマの特徴
ドラマに類似した活動と比較しながらドラマ教育の特徴をまとめてみます。
1.セラピー目的ではない
ドラマ教育のドラマでは教育目的があります。心理療法などでロールプレイングを用いた活動もありますが、ドラマ教育ではロールプレイングはあくまで目的を達成するための手法の1つという位置づけになります。

2.演劇とは異なる活動形態
ドラマ教育では前述の通り、最終目的は上演することではありません。あくまで教育的目標の達成です。

3.ごっこ遊びとの類似点・相違点
子どもたちが自ら関わり合い、自然に選択するという特徴はごっこ遊びと共通していますが、相違点はファシリテーターが存在し、教育目標と決められた時間の中で行われる構造化された学習活動となります。
またお互いに見せ合うことで評価と振り返りを伴う活動となります。

◆ドラマ教育の適用領域
1.個人的・社会的・非認知的能力の発展
2.国語の中でのドラマ
3.芸術領域の中でのドラマ
4.算数や社会など強化を教える媒体・手法としてのドラマ

◆様々なドラマ教育の流派
・クリエイティブ・ドラマ(アメリカ伝統)
・Drama in Education(イギリス伝統)
・応用インプロバイゼーション(即興ドラマ)
・プレイバックシアター
・コミュニケーションアーツ
といったように一口にドラマ教育といっても様々な流派が存在します。代表的なものは来週以降簡単に解説してみたいと思います。

◆び場でのドラマ教育を実践しようと思った理由
まず、び場のミッションは子どもたちの「勇気をもって道を開く力」を育むことにあります。その中で重要視しているのは、知識の詰込み型ではなく、自分でアイデアを考え、勇気をもって実践し、協力し、振り返るという活動です。

当初、この力を育むために考えていた活動はどちらかというと言語活動に依存していましたが、半年び場で活動していて、言語活動によらず、これらの力を伸ばすいい手法がないか?と考え色々なやり方を検討していました。
そんななか時に即興で劇をつくる。そのためには自分で考えたものを実際に行動(演技)に移し、チームでアンサンブルにし、チームでプロセスを振り返って評価するといったドラマ教育はフィット感が高そうだと感じました。そして、実際に体験ワークショップを園長先生、自分、美帆先生で体験したところ、び場のミッションとのフィット感はとても高く子どもたちも楽しくできそうだという手ごたえを得ました。

また、自分もビジネスやソーシャル分野でのファシリテーターとしての経験については自負するものがあり、ファシリテーターとしての経験はドラマ教育の分野でも転移させやすそうだという予感。そして、たまたま外国人でドラマ教育で専門的な知見を持った方とコンタクトをとったところ、び場のミッションやあり方に興味を持ってもらい、協力してもらえることになりました。

以上、び場のミッションと教育資源のフィット感がマッチしたので、導入を決断しました。

自分も外国人スタッフにドラマ教育のファシリテーターとしてのトレーニングをこれから受けていきます。それはある意味で、子どもたちと同じ生徒という立場でもドラマ教育には関わっていくことになります。自分の学ぶ姿を子どもに見て、何かを感じてもらえればいいなとも思っています。

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