び場に通っているK君(屋形原保育園卒園)のお母様とお父様に、び場へ入会するまでの経緯、入会して良かったことなどを語ってもらいました。

入会一か月のインタビュー記事はこちらになります。

ご利用者様の声 ケース2:S様の声

※黒文字で記載している内容がS様のコメントで、青文字で記載しているのがインタビューをしている代表の山里のコメントとなっております。

び場に入って半年が経ちました。一学期や夏休みでのK君の様子をお聞きしてもよろしいですか。

(お母様)
1学期を通じて、ゲームで負けて怒って何かを投げ出すことがなくなった気がします。以前は負けることをなかなか受け入れられずに怒ることがたびたびありましたが、び場ではそれぞれみんな得意なことをいっぱい持っていますよね。だからいつも勝てるわけではないので負けることを少しずつ受け入れられるようになったのかな、と感じます。

(お父様)
それと全体的にイライラすることがかなり減りましたね。

それはどのようなときに感じますか。

(お父様)
兄弟で遊んでいるときですね。前は弟に遊んでいるのを邪魔されたら怒ったりすることもありました。今はおもちゃのLaQを2人で作ったり、自分が難しいものを作成していて、弟が「お兄ちゃん、これ作って」といっても自分の作るのをとめて作ってあげていますね。兄弟仲が前よりもずっとよくなった気がします。

それと、前は「宿題を早くやりなさい」といった注意をすると腹を立てることもありましたが、最近は素直に取り組むようになりました。

ありがとうございます。では、夏休みの様子をお聞きしてもよろしいですか。

(お母様)
夏休みはとても元気に楽しんでいました。毎日び場に通うのが楽しみで仕方がなかったようです。実は美術館でのワークショップも途中で飽きて投げ出したりしないか心配だったんですが、とても楽しかったみたいです。それと大好きなボードゲームをお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと一緒に遊んだこともとても刺激になったようです。また、ゆっくりした時間の中で餃子づくりなども楽しかったみたいです。

ありがとうございます。難しい課題やすぐに解決できな課題にぶつかったときに気持ちを切り替え立て直す力はエウレカの取り組む姿勢を見ても着実に伸びています。またK君はボードゲームが大好きで新しいものにも積極的に挑戦し戦略的な意図をもってプレイすのが上手です。そういった好きな分野でしっかり自信をつけてもらえてるのかな?と思います。

では次にび場でK君にどのように成長して欲しいか聞いてもいいですか。

(お母様)
前にもお話しましたが、び場で色んなことにチャレンジして自分にとってわくわくできるものを発見して欲しいです。あとは、学校の授業参観にいってもあまり好きでない授業ではあまり集中して聞けてないと感じることがあったので、集中して聞く力をつけてほしいですね。

わかりました。話をしたあとに「今の話でK君にとって一番大事だと思ったところはどこ?」といった質問を時々して聞く力の伸びをサポートしていきたいと思います。お父様はどうですか。

(お父様)
今は言われたことはするようになったので、自分がやらないといけないことを自発的にやるように成長してほしいですね。

一週間の振り返りでの自分との約束の項目で、「すぐにとりかかる」を入れています。すぐに取り掛かることのメリットや価値を伝えながら、「すぐにとりかかること」の意義をK君が納得できるように説明しています。具体的には、「今は毎日宿題にとりかかるまでふざけたりして20分を無駄にしているから一週間で100分、ひと月で400分も遊ぶ時間が減っているね。どうする?」とたびたび伝えていますが、まだ時間のイメージがわかずリアリティーがないのかまだ納得できていないようです。

そういった意味では、さっきの聴く力の根っこに「想像力」があるかも知れませんね。そういった想像力をドラマ教育で育んでいけたらいいですね。

参考情報:ドラマ教育について

さらにび場をよりよい場にしていくため、改善点があれば教えてください。

(お母様)
息子はとてもび場を楽しみにしているので今は特にありません。

(お父様)
エウレカスクールもドラマ教育もそうですが、低学年のうちにこういった考える力や表現する力の基礎をつけることはとてもいいことだと思います。そのうえで5,6年生になったときに個別指導など、び場で習い事が完結するような仕組みができたら最高ですね。

ありがとうございます。お父様のおっしゃる通り、低学年の時はこういった活動を中心にしていきたいですが、中期計画として高学年向けのび場を検討していてそこではある程度、特化した活動を行っていきたいと考えています。

お母様も言われたようにK君は夏休みを経ることでとても大きく成長しました。

10歳以上推奨のボードゲームであるカタンも最初にその奥深さにはまったのはK君が初めてでした。4-6年生に交じってもカタンをプレイしても、他の人がプレイしている間に自分のやることを決めていて4-6年生を待たせない、しっかり戦略をもって手を進めていくといった力を発揮していました。

こういった良さを他のことに転移できるようになってくると大きく伸びると感じています。

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